FX投資用の種銭の作り方！運用資金の調達はどうする？

FXや株といった投資を始めるための初期資金（種銭）の確保は、多くのトレーダーにとって重要なステップです。とは言え、多額の運用資金を一度に用意することは容易ではありませんね。

そこで、自己資金の効果的な活用方法から、家族や友人からの借入、プロップファームを利用した資金調達、そして副業や兼業による収入の増加といった多角的なアプローチから、投資用の種銭の作り方について紹介していきます。お金が無いからと簡単に投資を諦めずに、できることから取り組んでみて下さい。

FX運用の元手（種銭）について

FX運用で必要な種銭の額は？

FXを始めるために必要な資金の額は、国内FXか？海外FXか？によっても違いますし、FX業者によって異なりますが、一般的には数千円から数万円程度から取引を行うことは可能です。

例えば、多くのFX業者が設定している最低取引単位であれば、小額からでも取引を開始できるため、最初に数万円あれば運用を始めることが可能でしょう。また、FXではレバレッジを用いることで少ない資金でも大きな取引が行えるため、初期投資額を比較的低く抑えられます。特に海外FXの場合はハイレバレッジが利用できるのも魅力ですね。

ただ、1万円や数万円といった少額だと、それだけ破綻リスクも上がるため、余裕はあった方が無難。そもそもFXや株といった投資は、余剰資金で運用すべきものなので、少なくとも10万円以上は用意した方が良いですね。

投資用の資金の源泉について

FX投資用の種銭（元手）を作るためには、様々な方法があります。

節約や貯金から始める方が無難ですが、それ以外にも副業やアフィリエイト、お小遣い稼ぎなどを通じて種銭を作る方法があります。特にネットでできる副業では、初期投資がほぼ不要で始められるものも多く、気軽に試すことができるでしょう。さらに要らなくなった不用品の物品販売や、スキルを活かしたフリーランスの仕事も資金作りに役立ちます。

次から紹介していきますが、どの方法も確実に種銭を増やすためには、計画的に行うことが大事です。

投資用の種銭の作り方

自己資金を活用する

定期的な貯金をしておく

まず考えるべきは、投資用の種銭で最も基本的な方法は、定期的な貯金を利用することです。これが基本ですね。給料や収入の一部をFX投資用として割り当てて、毎月コンスタントに金額を積み立てていくことです。

例えば、毎月給料の5%でも、10%でも、貯金しているご自身の銀行口座に移すようにしておけば、無理なく資金形成を行うことができます。

節約による資金形成

貯金と同時に大事なことは、生活費の見直しを行い、不必要な出費を減らすこと。これ有効な方法です。

例えば、

• 外食の回数を減らす
• 食費を工夫して減らす
• 節電や節水を心がける
• 無駄なショッピングを控える
• 無駄なサブスクを解約する

など、日常生活の支出をチェックし、小さな変更を行うことで大きな節約につながるので、結果的に貯金が増えることになります。

不用品の販売

家に眠っている不用品を、メルカリ、ラクマ、ヤフオクといったオンラインオークションやフリーマーケットアプリで販売することで、お小遣い稼ぎをすることが可能です。

使わなくなった電化製品、服、書籍などをお金に変え、それを投資の初期資金に充てる方法です。これはやらないともったいないことなので、まだされてない方はぜひ利用しましょう。特にメルカリは手頃で始めやすいです。

ブログやアフィリエイトやSNSでの収益化

自分の興味ある分野について、ブログやSNSで発信し、アフィリエイトリンクを利用して収益を得る方法は、オンラインでのビジネス展開において非常に効果的です。

定期的に魅力的なコンテンツを更新し、読者やフォロワーを増やすことで、広告収入やアフィリエイト収益を増加させることが可能です。特にYouTubeやInstagram、TikTokなどのプラットフォームでは、ビジュアルコンテンツが強く推奨され、大きな視聴者層を惹きつけることができます。

また、X（旧Twitter）をはじめ、note、Tips、Brainなどのプラットフォームも活用して、広告収益や直接的な販売収益を得る方法等で、収益化を図ることができます。

しかし、ブログやSNS等を使ったアフィリエイトで成功するためにはマーケティングスキルやコンテンツ制作の技術を磨く必要があり、決して楽にできる方法でありません。初期段階では時間と労力を要することが予想されます。

それでも、努力と時間をかけて地道に取り組むことで、最終的には爆発的に大きな収益を生み出せる可能性があるのは確かであり、ユーザに対して興味や情熱を持続させながら、長期的な視点で取り組むことが、重要な鍵になります。

実際に、こうしたネットを使ったアフィリエイトビジネスでまずは収益を確保し、そこからFXや株等の投資に回してさらに収益を拡大している方は沢山います。

技能を活かしたフリーランスとしての活動

専門的な技術や知識を持つ方にとって、フリーランスとしての活動は追加収入を得る絶好のチャンスです。

例えば、

• WEBデザイン
• プログラミング
• ライティング
• 翻訳

等。そうしたスキルをインターネットを通じて提供することで、その報酬を投資資金に充てることが可能です。

フリーランスで働く場合、ココナラ、クラウドワークス、ランサーズといったプラットフォームが便利であり、これらのサイトを利用すると、多様なクライアントと接点を持て、プロジェクトの機会を広げることができます。

基本的に初期投資は不要で、売上げた後に手数料を支払う形。さらに、フリーランスの活動は時間や場所に縛られることなく、自分のペースで仕事を進めることができるため、本業がある人でも副業として取り組みやすいのが大きなメリットです。

幾分、ビジネス的スキルが必要ですが、必ずしもそこまで高度なスキルが必要というわけではありません。例えば本業で普段からしているちょっとしたスキルがあれば、そのスキルを必要としている方がいるものです。時間的にも柔軟性が高いかたちで確実に収益を得ることができる魅力的な選択肢の1つですね。

ポイ活による収入

「ポイ活」とは、ポイントサイトを利用してポイントを貯め、それを現金や商品券、電子マネーなどに交換する活動を指します。この方法は、特に初期投資を必要とせず、誰でも簡単に始めることができるため、FXトレーディングのための資金調達に役立てることができます。具体的には、アンケートの回答、ゲームのプレイ、ショッピングの際のポイント還元、Webサービスの登録など、さまざまな方法でポイントを獲得できます。

ポイ活のメリットは、空いた時間にスマートフォンやパソコンを使ってポイントを貯められる手軽さにあること。また、貯めたポイントは小額からでも現金化できるため、コツコツと稼ぐことが可能です。

ただし、ポイ活で得られる収入はやり方次第もありますが、あまり大きくはありません。それでもFXで必要となる少額の資金を形成する手段としては有効な手段の1つにはなるでしょう。複数のポイントサイトを併用することで、効率的にポイントを貯める戦略も重要となります。

ポイ活を通じて得られる収入は、FXトレードに直接投資するだけでなく、トレードに必要なツールや教育資料の購入費用にも充てることができるため、多角的な資金調達法として考慮に値します。

外部からの資金調達

家族や友人からの資金サポート

信頼できる家族や友人からの資金的なサポートを受けることは、資本を集める有効な方法の一つです。

ただし投資には常にリスクが伴うため、金銭を貸す形ではなく、あくまで援助やギフトとしての支援を受けるかたちが良いでしょう。最悪FXトレードで大きめの損失を抱えるようなことがあったとしても、人間関係に亀裂が入ることを避けることができます。

また資金を提供してもらう際には、支援の目的や期待する結果について明確に伝え、双方の認識を一致させておくことが大切です。可能であれば、受け取った資金の使途や返済計画（もし返済が伴う場合）を文書に残し、合意形成を図ると良いでしょう。こうした透明性が、後々のトラブルを防ぎ、お互いの信頼関係を保っていく鍵となるものです。

プロップフォームからの資金提供

トレーディングスキルを持っている場合に限られますが、プロップファーム（Proprietary Trading Firm）から資金提供を受けることも可能です。これは、自己資金をリスクに晒すことなく、大きな資金でトレーディングを行うことを意味します。

これらの方法を組み合わせることで、効率的に投資用の種銭を形成することが可能です。FXなどの投資を始める前に、しっかりと資金計画を立てることが重要です。

まとめ

FXの運用資金が無い場合の投資用種銭の作り方を様々な角度から紹介しました。

自己資金の活用方法として、定期的な貯金や節約を行うこと、不用品の販売、ブログやアフィリエイトを通じた収益確保、さらには技能を活かしたフリーランス活動などが挙げられます。また、外部からの資金調達方法として、家族や友人からのサポートや、（トレード技術を持っていれば）プロップファームからの資金提供を検討するのも一つの手段です。

FX投資を始めるにあたっては、基本的な為替の知識から通貨ペアの選定、適切な資金管理などが重要となります。少額からでも始められるFXですが、「0円になっても構わない」という心持ちで安全に運用するためにも、適切に、そして計画的に種銭を用意することが大切です。

ポイ活、アフィリエイト、お小遣い稼ぎなど様々な手段を活用して、リスクを最小限に抑えつつ投資用の資金を増やしていきましょう。